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やがて勇者の復讐譚の感想

どうも、こんにちは。

やがて勇者の復讐譚を昨日読みましたので、感想を書いていこうと思います。ネタバレの部分がありますので興味がある方は読書後に見て下さい。概要は、才能が誰よりも無く冒険者で生きていくには絶望的な能力しかないと皆の前で申告された主人公。一緒に戦ってきた仲間にも裏切られ見捨てられたが、病弱の妹を守り高額の治療費を稼ぐため、チームではなく個人で戦う決意をし単身ダンジョンに挑む。その中で、なんの才能もないはずが敵の力を吸収して自分の力に変える事が出来るという、世界の掟すら変えてしまうような力がある事に気が付いていく。そして、その力を上手に使いながらメキメキと力を付けていき、いつのまにかまわりの冒険者からも評価され、又かつて自分を馬鹿にし見捨てたチームの仲間に復讐をする事にも成功するのだった。そんな時、かつて自分を指導してくれた先生から「自分はある国の王子であり勇者の生まれ変わりである」と言う衝撃的な真実を告げられた。妹を守り又魔王を倒すと言う自分の使命を果たす為に始まる主人公の新たな壮大な旅の幕開けであった。という所で終わりにます。あれ、これからが始まりじゃないのかなと言う時に残念ながら終了してしまいました。ただ、この小説は最初から最後までスリリングな展開が続きぐいぐいと引き込まれ1時間位かけて一気に読んでしまいました。衝撃的だったのは、かつての仲間であった裏切者に対しての対応が二通り分かれており、自分に対してひどい対応をしたが改心して心を入れ替えたものに対しては手を差し伸べて、逆に今だに過去を引きずり反抗してきたり、又だまし討ちを行おうとした者に対しては非常に残虐な方法で仕返しをしていくと言う、王道ではないが、ひどい相手は簡単に許していけないと言う読者の暗い重たい感情を読み取ってくれるような描写があり大変引き込まれました。現実世界で、誰かに対してストレスをかかえておりいつか復讐してやりたいと前向きにお考えの方には是非おすすめしたい所であります。サイダーボーイと言う作者の作品で現在はネットで無料で見る事ができます。興味がある方は検索してみて下さい。