自分の経験してよかったものを紹介していきます

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日本初、ハードボイルドの登場人物にお薦めの孫子の兵法の考え方

どうも、こんにちは。

早速ですが書いていきたいと思います。

 

1.戦わないで計略で自滅に追い込む。

これは登場人物が良く使う手ですね。直接殴り合いや殺し合いをする場面も多くありますが、要領がいい人は必ず使ってきます。戦わずに相手を屈服させるような作戦をたてます。お金の流れを断つか、弱点を突くか、上から圧力をかけさせるか、色んな方法がありますが、間接的に相手を弱らせる事ができれば、直接やりあうよりもリスクが少なくメリットも大きくなるでしょう。

 

2.勝てる喧嘩しかしない。負けそうな時は逃げろ隠れろ

相手の勢力が強い時はこれを徹底した方が長生きできるという事です。ただ、これをやってはハードボイルドの主人公にはなれないかもしれません。果敢に強敵に向かう姿こそ彼らのカッコよさでもあります。実を取る孫子の兵法の考えにハードボイルドの生き方はあてはめきれないのでしょうか。

 

3.情報を制する者が勝つ

これもハードボイルドの基本です。相手の弱みを見つける為に探偵を雇う。情報を収集することが戦いのコツです。探偵を雇い相手サイドの情報を収集すれば戦いには圧倒的に有利になります。それは敵の弱点であったり、又敵にまくことができる餌であったりします。自分は見張られている、付けられているという事を登場人物の皆さんは常に考えるようにしましょう。又、情報戦の仕掛け会いをしている時は必ず自分もマークされていると考えた方がいです。やっているのは自分だけではありません。相手も仕掛けてきますからね。

 

4.自分を隠し油断を誘う

強い→弱い 勇敢→臆病 金持ち→貧乏 ブラフを使い相手を油断させます。これは登場人物にはもっと使って欲しい所ですね。特に主人公は腕っぷしは強いが行動も大胆な方が多い様な気がします。もっと、昼間は下着メーカーで働いているが実はヤクザの組長とか、単なる係長に見えて実は特命を持った係長だったとかのようにしたら圧倒的にその後の戦いが楽になりますよ。

 

5.主導権(イニシアチブ)を取る

これも本には良く出てきます。前回書きました馳星周作品の主人公はしっかりと実施していたと思います。特にアウトロー相手の場合は一度言いなりになってしまうと、元に戻す事は非常に大変です。そうなってしまう前にどんな形でも良いので主導権を取り、相手の隙を伺い、いつかまくり返せるように計略を考える癖を付けましょう。

 

まだまだ書き足りない所ですが、本日はこの位で終わりにしたいと思います。

ハードボイルドの主人公の方には今後の参考になった事でしょう。主人公の

方からリクエストがありましたら、コメントで連絡して下さい。個々の質問

に答えたいと思いますので宜しくお願い致します。

 

 

 

孫子の兵法を読んで(渡辺昇一、谷沢永一)

どうも、こんにちは。

前回までは馳星周の書籍に関しての感想を書きましたが、私は読書が好きでその中でハードボイルド系の本も大好きでよく読んでいます。先日、本屋で色んな書籍をチェックしている時に、ふと孫子の兵法勝ち続けるためには何をすべきか(渡辺昇一、谷沢永一)と言う本に目が留まり手に取ってペラペラ捲っていると「あれ、これなんか知っているぞ」とある事に気が付いてしまいました。そうです、わが愛するハードボイルド作家の話に良く出てくる、①情報が命であり金になる②計略③相手をだまし油断を誘う④主導権を取る⑤相手の弱みを叩け、こういった事が乗っておりました。私は何か宝物を発見したようなうれしい気持ちになり、すぐこの本を購入し家まで帰り本を読み始めました。内容としては孫子の兵法と言う考えを日本の戦争時代にあてはめて考察していくような内容の話でした。具体的には大石内蔵助は普段はボケた不利をして色街で遊んでいたが、知られない様に着々と準備を行っており一気に行動をした。これは計編1-3、戦いは相手を騙す謀略が必要であり、強いものは弱いふりをして、近くにいる時はまだ遠くにいるように相手を騙して行動しなければならないといった内容でした。又、九変篇8-4では、他人をあてにしてはいけない。日本はヒトラーをあてにして戦争を継続していたが希望的観測で物事を判断して動いてはいけないと書かれています。本には、全ての戦いに勝つための本質の様な内容が多く書かれており、孫子の兵法という兵法書に書かれた内容に興味が湧き、本を読んだ後もネットで調べたり別の本を購入して読んでみたりしながらまとめてみました。次回は、日本初、ハードボイルドの登場人物にお薦めの孫子の兵法の考え方と言う記事を書きたいと思います。

鎮魂歌を読んで

どうも、こんにちは。

さて前回書きました馳星周不夜城」の続編である「鎮魂歌」を読みましたので感想を書いて行きたいと思います。ネタばれの部分がありますので本に興味がある方は読んだ後に見て下さい。

不夜城を読みまして、なんというか煮え切れないような、こんな終わりでいいのか、その後どうなったのかと、夜は眠れない時は一睡も眠れず、ご飯は食べすぎた後には全く食欲が無い状態が続いた為、このままではまずいと思い続編を購入しました。

鎮魂歌ですが、舞台は同じ新宿だが前回の話から2年経過した後が話の舞台となります。前の主人公は出てはきますが、序盤は別の人物が主役の様な形で物語が進んでいきます。ある意味前の主人公は前回の事件で伝説的な有名人の様なポジションとなっており、色んな登場人物の視点から話が進んでいきますが、それらの人物の陰から前主人公が助力しているように見せかけて操って行くような形で話が進みます。そんな中今回の主人公である殺し屋がある女に惚れてしまい、そこから彼がタガが外れてしまったように本来の彼では考えられないような無茶な行動をして行くようになっていきます。いやあ、恋は盲目と言いますが恐ろしいものですね。さらに主人公以外に元悪徳警官も出て参りますが彼も本来の彼の行動から逸脱するようになって行きます。こういったバラバラにほどけたそれぞれの糸が最後に向かって結ばれていく、そのような話でしたが、彼が望んでいたのはその位置、ポジションではありません。壮大な復讐劇だったのだと思います。人としてやってはいけないような残酷な策略、計略を用いて終焉を迎えますが、なんとなく物悲しい気分になさせられる、そんな作品でした。

不夜城を読んで

どうも、こんにちは。

先週に馳星周の「不夜城」と言う小説を読みましたので感想を書いていきたいと思います。

ネタばれの部分がありますので本に興味がある方は読んだ後に見て下さい。

まあ、なんと言いますか随分と昔の小説です。調べると20年以上も前の本でした。私は休みの日にブックオフに行くのが好きで、ほぼ毎週行っているのですが、そこのいつも行く近所の店ではなく電車を使って行った別の店舗で発見した訳になりますが、そういった話は読者の方々には一切関係も無く、又興味も無いと思いますのでさっさと本の話をしていきたいと思います。簡単に概要を話しますと新宿を中心にした舞台で起こる中華系マフィアたちの利権争いの中で謎の女が入ってきたことに寄りさまざまな勢力が自分の利権の拡大やメンツを保つために殺し屋も巻き込んでかき回されて多くの人が傷ついていく悲劇の物語です。話題になって映画化されたような作品で本好きの身としては過去に読んだ事があったはずなのですが、綺麗さっぱりと忘れていました。こういった時は自分の記憶力の無さに逆に喜ぶべきかのしれませんね。ああ、もう一度楽しめてよかったなと・・・。さて、作品ですが、こっちについたのか、いやこっちにも話をしてるぞ。そんな奴らもいたのか。おいおい、さすがにそれはさっきの奴らに知れたらまずいだろお、といったようにドンドンと風呂敷を広げながら進んでいく主人公。こういった場合は脅しているほうが主導権を取られると使われる方は犬扱いになりかねないのでなんとかイニシアチブを取るべくあがきながら進んでいるような状態です。そんな中なんと女の正体は・・そして衝撃の結末は・・・。といったハリウッド英語の宣伝のような事を書き方をしてしまいましたが驚きましたね。特に最後に関しては。そうする必要が本当にあったかどうかを真剣に考えてしまいました。それしかなかったような書き方でしたが別の選択肢が必ずあったと個人的には思います。後を引くような終わり方なのでこの後はどうなったか気になりましたが、なんと続編があるとか。という事で続編を買ってしまいましたので次回はそのお話を書いて行きたいと思います。

 

やがて勇者の復讐譚の感想

どうも、こんにちは。

やがて勇者の復讐譚を昨日読みましたので、感想を書いていこうと思います。ネタバレの部分がありますので興味がある方は読書後に見て下さい。概要は、才能が誰よりも無く冒険者で生きていくには絶望的な能力しかないと皆の前で申告された主人公。一緒に戦ってきた仲間にも裏切られ見捨てられたが、病弱の妹を守り高額の治療費を稼ぐため、チームではなく個人で戦う決意をし単身ダンジョンに挑む。その中で、なんの才能もないはずが敵の力を吸収して自分の力に変える事が出来るという、世界の掟すら変えてしまうような力がある事に気が付いていく。そして、その力を上手に使いながらメキメキと力を付けていき、いつのまにかまわりの冒険者からも評価され、又かつて自分を馬鹿にし見捨てたチームの仲間に復讐をする事にも成功するのだった。そんな時、かつて自分を指導してくれた先生から「自分はある国の王子であり勇者の生まれ変わりである」と言う衝撃的な真実を告げられた。妹を守り又魔王を倒すと言う自分の使命を果たす為に始まる主人公の新たな壮大な旅の幕開けであった。という所で終わりにます。あれ、これからが始まりじゃないのかなと言う時に残念ながら終了してしまいました。ただ、この小説は最初から最後までスリリングな展開が続きぐいぐいと引き込まれ1時間位かけて一気に読んでしまいました。衝撃的だったのは、かつての仲間であった裏切者に対しての対応が二通り分かれており、自分に対してひどい対応をしたが改心して心を入れ替えたものに対しては手を差し伸べて、逆に今だに過去を引きずり反抗してきたり、又だまし討ちを行おうとした者に対しては非常に残虐な方法で仕返しをしていくと言う、王道ではないが、ひどい相手は簡単に許していけないと言う読者の暗い重たい感情を読み取ってくれるような描写があり大変引き込まれました。現実世界で、誰かに対してストレスをかかえておりいつか復讐してやりたいと前向きにお考えの方には是非おすすめしたい所であります。サイダーボーイと言う作者の作品で現在はネットで無料で見る事ができます。興味がある方は検索してみて下さい。